ガンコート&パウダーコート耐溶剤性テスト
2010/06/11[ 塗装Q&A ]
ガンコート&パウダーコート(パウダーコーティング)
それぞれがメリット&デメリットがありますので、
ここでは紹介テストしていきます。
それぞれの特徴を、まず紹介していきます。
●ガンコート
放熱効果が大きい=冷却効果有
溶剤に対し強い塗膜
施工物の表面硬度UP
●パウダーコート(パウダーコーティング)
塗膜強度に優れる。
柔軟性も兼ね備えているので折り曲げなどの
力が加わった時でも剥がれる事が少ない。
塗装対象物との密着性が良い。
電着焼付け塗装なので吹きつけガンで届かない
隅々にまで均一に塗料がのります。
まずは溶剤に対してのテストです。
シンナーが入ったボックスにパウダーコート(パウダーコーティング)
とガンコートのサンプル品を入れてみます。
↑こちらはパウダーコートです。
白くなっている場所が目立ちますが・・・
表面が溶剤で犯されてしまい全体の艶が引いてます。
爪を立ててみると塗膜全体が柔らかくなってしまいました。
↑こちらがガンコート
表面と共に硬度も異常なしです。
さすが・・・溶剤に対して強い!!
↑同様にパウダーコートクリアーもありましたので
同じテストをします。
このクリアーは溶剤に対しても強いとの事・・・
・・・
確かに!シンナー付きのウエスで拭いたのですが
表面はなんら異常はみられませんでした。
5分間シンナーに漬け込んでみたら
表面は艶がひけてしまいました。
しかし、塗膜自体はしっかりしていて
爪を立てても柔らかくなりません。
後に磨きを掛けたのですが
元の通り艶は戻ってきました。
今回は両方共に5分間シンナーにつけ込んでみました。
ガンコートは吹きつけガンにて施工します。
パウダーコートは電着で奥にまで塗料が入り込んでいきます。
フレームなど複雑な形状で奥から錆や腐食が進んでくる物、
または、小石などで傷が付き易い場所にはパウダーコートは最適です。
溶剤性についても日常使用して溶剤に漬け込む事はほとんど無いと
思われるので、クリアーまで入れておけば安心できるでしょう。。。
ただ、放熱効果を求めている場所やブレーキ関係箇所、には、やはり
ガンコートが最適です。
まだまだ説明不足(文章ヘタクソで・・・)で伝えたい事もありますが
次回に、またテスト結果を載せていきたいと思います。
何か御質問や不明な点等ありましたらドシドシ
お気軽にお問い合わせください。